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カメラマンを目指したきっかけを教えてください。
「なんか、普通の仕事をしたくなかった。したくないっていうか、ちょっと不可能かなと(笑)。デザイナーもいいかなって思ったけど、絵も描けないし。カメラはシャッター押せば写るから、チョロいかも!?と(笑)。そのころは、専門を卒業したらカメラマンになれると思ってたんです(笑)。“余裕だろ!”みたいな。現実は、全然ムリだったんですけどね(笑)」
―(笑)。卒業後は、約5年間アシスタントをされるわけですが……。
「専門学校に入って、さすがに甘かったなと気づいて(笑)。でもアシスタントになったらどうにかなるだろうって。今思うと、そこでもちょっとナメてましたね(笑)」
―辛いイメージもあるアシスタント時代。奥本さんは、どんなことを心がけて乗り切ってこられたんですか?
「スタジオはともかく、個人にアシスタントにつくってことは、細かいテクニックを教えてもらうってことじゃないんです。その人がどうやって生きてるのかとか、どういう考え方をしてるのかを知ることのほうがよっぽど自分のためになる。どうしてもこの写真が好きで、こういう写真を撮る人はどういうふうに生きてるのか、っていうことを感じるために、アシスタントってするものだと思うんですよね」
―なるほど。ところで、奥本さんが思う「仕事の醍醐味」とは!?
「なれたこと自体が奇跡。写真を撮ることが仕事になってるっていうことが奇跡的なので。だって、香川県の田舎でチョロいと思ってたところからのスタートですから(笑)。高校生のころに撮った写真なんて、“よくプロになろうと思ったね〜”って感じですから(笑)。それを考えると、カメラマンになれたっていうこと自体が、最高にうれしいことですね」
―カメラマンという仕事に憧れる人は、本当にたくさんいると思うんですが、なにかやっておいたほうがいいことってあるんですか?
「絶対なりたいんだったら、いっぱい写真撮って、その写真をじっくり見ること。自分が撮った写真を“見る”ってことはすごく大事。自分はなにが好きなのか、なにが嫌いなのか。カメラマンってわりと感覚的な職業だと思われがちですけどね。その写真のどこがよくて、どこが悪いところか、ってことを分析する。“自分がなにをどう撮りたいか”っていうのをわかってて、それをプレゼンして人にも伝えられるのがプロだと思うんです」
―一枚の写真には、さまざまな思いが込められいて、それが、“その人にしか撮れない写真”ということにつながってくるんですね。
「でも、写真はムリしてやることじゃないから、自分の好きなことをやればいいんですよ。楽しくできる人がやればいいんです。本気でカメラマンになりたいんだったら、続けるしかない。“撮る、見る、分析する”。これの繰り返し。がんばってやってれば、やれるから、やり続けるしかないですよね」
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| Profile |
1997年
専門学校の写真科を卒業
1998年
卒業後、スタジオフォボスのスタジオマンに
1999年
CDジャケットの仕事でデビュー
2002年
内藤啓介氏に師事
2004年
独立。『CUTiE』や『mini』などのファッション誌をはじめ、アーティストやタレントの撮影などで幅広く活躍中!
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