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「QUTiE」を中心に話題沸騰の人気ブランドQFDのデザイナー、山田さん。頭の中は新しいデザインでいっぱいのようです。
着た人が楽しい気分になれる
そのための服だと思うんです
―洋服を作り始めたのはいつごろからですか?
「一言で言うと、情報をコントロールすること。商品をメディアに貸し出したり、情報を流すことで世の中に広く商品を紹介するのが主な仕事です。といっても、ただ情報を出せばいいわけではないのが難しいところ。いかに効果的な発信にするか、が肝心なんです。そのため、メディアの取材やリースが終わったら他部署や店舗にその内容のお知らせもしますよ。記事が出た後、店頭でどんな効果があったか吸い上げたいから」
―じゃ、自分で営業もしちゃったり?
「しましたよ! 自分が好きな感じのお店に、置いてもらえませんか!って飛び込み交渉したり」
―ほかの仕事もありながら…大変じゃなかったですか?
「全然! 気に入った街をめぐる感じで…ちょっと旅気分? そのうちだんだん注文が増えてきて、これならやっていけるかなと26歳のときに大阪にお店をオープンしたんです」
―山田さんはデザインからパタンナーまでこなしてるんですね!
「大量生産の工程以外、全部1人でやってます。私、仕事早いので(笑)。頭の中でイメージを完璧に作って作業に入るから、無駄な動きがないのかも。言葉とかイメージとかざっくりした世界観のメモを土台に、ディテールを考えていって全体像をまとめるのがいつもの流れですね」
―色や生地は具体的にどう決めるんですか?
「普通は生地屋さんのカタログで、色や素材合わせをして決定しますね。サンフランシスコに量も質も驚異的な生地屋さんがあって…フロアごとに色分けされてるんですよ! 赤の生地の階、青の生地の階みたいな。欲しい生地ばかりで、かついで帰りました(笑)」
―そんな山田さんのデザインへのこだわりは?
「デザイナーとして、プリントに頼るのが芸がないなって思うんです。だから私はカッティングで勝負したい。ラインがすでにデザインされている服が理想ですね。あとは色! みんなもっと色で遊んでほしいな。好きな色を組み合わせて楽しい気分になってって思う(笑)。どんな色使いだろうが別に公害じゃないし。だから、白や黒などモノトーン色をベースに、カラフルな色を差し色にして遊ぶのがQFDのスタイルなんです」
―これだけすべてを自分でこなしていれば、自然、作品点数も限られてきますよね?
「でも私、『1点もの』って好きじゃないんです。価値を希少性で決められたくないっていうか。安くて大量生産でもいいものはいいと思うし。だからわざと少ししか作らないというのはないですね」
―そういうことなどもろもろ、デザインに対する考えはずっと昔から同じですか?
「うーん、変わったところもありますよね。服を作り始める前はとにかく装飾がキライで! でも勉強したり経験を積んで技術をいろいろ知ると、さっそく使いたくなるんですよ(笑)。けどやっぱりデザインするうえで大事なのは、着たときに楽しい気分になれるかどうかってこと。そのための服だと思うから、自分が買う側だったときの気持ちは忘れたくないですね」
Profile
1994年
短大のファッションコースに入学。デザインからパターンまで幅広く学ぶ。
1997年
短大を卒業後、ID
É
Eで働きながらQFD名義で洋服を製作。セレクトショップなどに卸す。
2002年
大阪でオンリーショップを出店。翌年、同じく大阪で2号店オープン。
「QFD」
http://www.qfdshop.com/
(住)東京都渋谷区神宮前6-15-17
(TEL)03-5485-8634
お仕事拝見!
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